「ZOO 1(短編集)〜カザリとヨーコ」乙一著 より
-- わたしは体を丸めて目を覆った。スズキさんがもうこの世にいないというのが信じられなかった。「あんまりですよー」と思った。 -- この乙一(オツイチ)という作家の本は初めて読みました。夫がなんとなくといって買ってきてくれたものですが、初っぱな2ページで「お、おもしろい」と感じました。 舞城王太郎とも高橋源一郎とも異なる独自の異質な世界観が漂っていました。 すさまじく残酷だったり恐怖だったりメルヘンだったり、色々な世界がこの短編集には収められていて、とても面白いと思いました。オムニバスで映画化されたらしいので今度観てみます。 この人の作品には、黒乙一と白乙一と呼ばれる二面性があるらしく、まさに「ZOO」はそれらがバランスよく収められた短編集です。 ところで6カ月に入りすっかり妊婦らしくなった私の心と体には こういう刺激的な小説がどう作用するかちょっと心配ではあるのですが、 まあよしとします。 それからついでに妊娠生活の話。 私の通っている病院では、一日に初産婦は3時間、経産婦は1時間半歩きなさい。歩けなければスクワットしなさいスクワット。それが守れなければもう知らないからねー!という結構手厳しいところで、しかも食事は和食中心、肉油砂糖控え、ほぼダイエット食が決まりよ!決まり!と、従順な性格の人にはとてもストイックな妊婦生活が約束される環境となっています。 昔の、妊婦安静信仰や栄養のあるものを二人分食べなさいというおはなしは全く恐ろしい話とされてどこ吹く風です。まあ、昔とは生活様式も食事環境も違うのでいちがいには言えませんが。とにかく健康的な生活をしなさいというわけなのですね。 私はですね、しばらくそんなの放っておいて好き勝手に暮らしていたのですが、お腹が大きくなりはじめてからの妊婦検診で「あなたは初産が大だったから今度は4000g超えるわよ〜わっはっは」とおどされ、それはかんべんしてほしいと生活を改めることにしました。まあ自堕落な暮らしをしてるとあかんぼが大きくなるというわけではないのですが、余分な贅肉が少なければ少ないほどお産は楽で、体力があれば辛さも半減というわけで、4キロの子供を産むための体力作りを始めようと思ったわけです。 確かに体力や筋力がついていればお産も楽だしお産後の回復が超早い。病院の経験者のお話では、3人ここで産んだけど毎回1泊の入院で帰らせてもらいました。という人も。ただでさえ基本3泊4日の入院は短いほうで、普通はだいたい1週間は入院になります。 私は1週間くらいはのんびり入院していたいなあ、義母にも手伝いに来てもらう予定だし。。なんて思っていたのですが、まあ体が楽ならそれでもいいか。 ところで、女優の一色紗英が同じ病院で3人目を産むらしいということを最近知りました。随分前に女性誌で先生と対談していたみたいですね。しかも予定日が10月で私と同じ。同じ時期に入院だったらいいなあと思っていたのですが彼女も1泊で帰られたらほとんど合う可能性はないですな。 はあ、いかんいかん疲れてきた。スクワットしなきゃ。 先に書いた3人1泊帰宅の元産婦さんは後期には1日スクワット100回やっていたとか。 アスリートかあんたは。 でもスクワット100回できるようになったらどんなことにも耐えられそうな気がする。 がんばるか。
by iam_nanae
| 2006-06-28 13:38
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