2004年度 年間BEST8
去年読んだ小説の中で、新旧含めて勝手に年間BEST8つけました。
ちなみに1著者につき1作品に絞っています。

BEST1:「煙か土か食い物」舞城王太郎
舞城王太郎に出会えたのはとても嬉しかったです。じょうじさんありがとう。
本を読んでこんなにも切なく笑えたのは初めてです。九十九十九と迷ったけど、四郎にfall in loveで堂々の1位です。講談社ノベルス以外にも手を出してみようと思っています。

BEST2:「重力ピエロ」伊坂幸太郎
伊坂幸太郎を読むと幸せな気分になります。ちょっとニヒルで惚けた空気がいつも漂う。そんな感じです。「アヒルと鴨のコインロッカー」もいいですが私はこちらのほうが好きです。伊坂幸太郎の本は、色っぽいシーンが少なくて暴力的なシーンは結構あるという、青臭さが好きです。

BEST3:「東京タワー」リリー・フランキー
映画化されたあの「東京タワー」ではなくて、リリー・フランキーのエッセイの方です。エンタクシーに掲載されていた一部しか読んでないですが、泣きました。本になったら絶対買います。おかんのその後が知りたい。けどやっぱり知るのは悲しい。
先の展開が分かっているのに、ぐいぐいとひっぱっていく文章が、いいところでCMに入られるようなじれったさを感じます。そこが好きです。
しかし、タイトルより名前の方がはるかにインパクト強いってのはどお?

BEST4:「今夜すべてのバーで」中島らも
壮絶な内容にびびりました。思わず少しお酒を控えるようになってしまいました。一瞬で戻りましたが。「ガダラの豚」もそうだけど、ものすごくよく調べて小説書くんですよね。真面目なんでしょうね。エッセイより小説をもっと書いて欲しかったな。天国でも大好きなお酒と暮らしているのでしょうか?冥福を祈ります。

BEST5:「邪魔」奥田英朗
おちゃらけ小説のほうで直木賞とっちゃいましたけど、私はこっちのシリアスな方が好きです。「最悪」もいいけど「邪魔」の方が“最悪”感がでてます。読みながら「うわあ。最悪」と何度つぶやいたことか。
いろんな小説書ける人ってすごいと思うけど、やっぱり自分でも書いてて飽きてきちゃうのでしょうか?

BEST6:「羊をめぐる冒険」村上春樹
「アフターダーク」があまりずしんと胸にこなかったので、古い小説を読み返しました。
この非現実的な、それでいてあまりにも現実的な匂いのする世界観が好きです。新しい本は非現実的すぎてついていけません。

BEST7:「解夏」さだまさし
さだまさし?え?さだまさし?「ゲゲ!(解夏)」なんていいながらついつい買ってしまった1冊ですが、以外にもあまりにも良くて、でも映画化やドラマ化なんてされちゃっていたもんだから恥ずかしくて人に勧めていませんでした。短編というか中編集みたいになっていて、「秋桜」とかとてもいいです。本全体に渡って、目を閉じていても田舎の景色が匂いとともに浮かんでくるような、優しい気持ちのお話ばかりでした。

BEST8:「岳物語」椎名誠
素敵な親子の真実の物語です。椎名自身もいいキャラクターだけど、奥さんがまたいいですね。そして、まこと伸びやかに育っていく岳くんが、これまた気持ちが良いのです。岳君は今ごろ何しているのかな。と思いを馳せてしまいましたが、いやもう30過ぎたいいおじさんですわな。しかし何やっているのでしょうか?世界中を釣りしながら旅行とかしていて欲しい。

以上。勝手なBEST8でした。
あと2つつけてBEST10にすればいいんだろうけど、もう疲れたのでやめにします。
[PR]
by iam_nanae | 2005-01-18 21:55 | books
<< 追加 ひゃあ! >>



感ジルコトを気ままに綴ります
by iam_nanae
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31